いろんなものはつながっている

自主出版で何かかわるのかな?

ようやく日本でのKindleの発売が決まった。

電子書籍の話についてまわる話題のひとつに自主出版がある。電子書籍が普及することにより、出版のハードルが下がりプロの作家以外にも本を出版する門戸が広く開かれるといわれる。でも、電子書籍のおかげで現在の職業作家以外の人が一躍ベストセラー作家になるというケースはほとんどないのではないか。

”売れるもの”を作ることにおいて、作者の能力は大前提として、編集、タイトル、装丁、宣伝というものの影響力はかなり大きいと思う。だから、出版のコストが下がり販路が開かられたからといって本を売ることが簡単になるかとというと、そうではないだろう。

ただ、プロの作家がなかなか書けない分野であれば門戸が広がることの恩恵をうけることは比較的容易ではないかと。つまりいまの本屋さんには並んでない類の本だ。それは暴露本の類だとぼくは思う。

これだけ情報がはびこる時代になっても、細部は実際に体験している人間にしかわからないことが多い。神は細部に宿るではないが、その細部に多くの人が興味を抱く。

例えば先日行われたドラフト会議。球団内でどうやって選手が選考されたり、どうやって個々の選手にアプローチするのかなど、スポーツ新聞などにいろいろ書かれているが細かいことまではわからない。どうしても入団してほしい選手には現金を持っていくのか、とか、噂レベルにとどまっている内容が生々しく書かれた本は需要があるはずだ。

ただ、出版の門戸は開かれるけど、儲けがでるかどうかはまた別の話だろう。たいていの情報が無料で入る時代で、お金を払ってまで知りたいというハードルを越えるのは簡単ではない。興味をみたすただの体験談であればブログや2chで十分だと大半の人が思っている。価格を下げるというのもひとつの手だが、数百円で売っていては数千冊売らないともとはとれないのではないか。

では、お金を払うというハードルをこえるにはどうしたらいいだろうか。もちろん人々の知的欲求をみたす質の高いコンテンツを提供するというのが理想ではある。しかし、多くの人が自主出版のハードルが下がったことを享受するという観点からすると、ちょっと優等生すぎる答えだ。手軽に出版できて、それなりに高価格で販売できるネタというと、「手軽に儲けることができる方法」、とか、「知らないと損をするノウハウ」、という類のものではないか。ほしい人は1万円でも買うだろう。

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