いろんなものはつながっている

逆境を乗り越える技術

本屋でみかけぱらぱらと読んでおもしそうだったから買ってみた。

佐藤優氏と石川知裕氏との対談形式の本。石川知裕氏は、小沢氏の「陸山会」をめぐる事件での虚偽記載で逮捕されたということで名前だけはしっていた。

陸山会をめぐる事件で石川氏は、有力政治家の秘書であるため種々のきたないことをかぶってきたというストーリで世間からみられていた。しかし、江副氏、佐藤優氏の本を読んで人為的にストーリがつくられている可能性があることを知り、本当のところはどうなんだ、また石川氏はなんと主張しているのかに興味をもちこの本を読んでみた。

両著者ともに不本意な形で拘置所にはいった経験から逆境にぶちあったたときの対応や普段からの心構えについて語っている。

古典は指南書

なぜ古典は長い間大切にされているか。それは古典のテキストは現実にアナロジーできる。つまり、

いざこざは人間の社会だから必ずあるんですよ。つまり、古典のテキストに記されたことと似たような立ち振る舞いをする人間はいつの世にも必ずいる。古典に即していまの出来事を重ねて読み解いていくのは、生きていくうえで必ず役に立つ。

日本はファシズムの経済政策に近づいている

ソ連型共産主義はだめ、資本主義はいきすぎでもう勘弁してくれという状況でファシズムの経済政策に近づいている。安倍政権はこの系統であると述べられている。

ファシズムの経済政策とはどういうものかというと

資本主義をほったらかしにしておくと格差がつく。下のほうに落ちてしまった人は上に這い上がれない。そうしたら国家は弱くなる。しかし資本家が自発的に労働者の賃金を上げるとうことはない。だから国家と労働者と資本家から成る第三者委員会をつくって、国家が介入し労働者には絶対にストライキさせない。働かざる者食うべからずである。一方で資本家には労働者を解雇させないし、一定水準以上の賃金を払わせる。

一見よさそうなのだが、ファシズムの経済政策の問題点は上記の論理を内輪にしか適用させないこと。だからないなら外からとってこようという帝国主義につながる。

今、アベノミクスの成果を出すために政府がしきりに企業に内部留保を吐き出して労働者の賃金をあげろといっているのは上記の論理に近い、と説明している。

うつになってしまったら

うつになったときの対応として以下の点を忠告している

  • うつに関する会社のマニュアルにのってはいけない。
     (会社は結局、辞職に追い込むことが多い)
  • 信頼関係がもてるという感じる医者を探す。
  • すぐに薬を処方する医者はあまりよくない。

社会人として上司に逆らってはいけない

社会人として上司に逆らってはいけない。半沢直樹は幻想だと両著者とも述べている。

  • 個人が組織と戦っている場合は絶対に勝てない。目の前のひとを倒しても次がでてくる。
  • 組織は「上」の味方。上司にはたよらないほうがいい。相談したら上司は自己保身を考えるのがふつう。ただ、自分とは直接指揮命令関係がないところで先輩をもっておくとよい。

親友をもつ

両著者ともに親友の存在を強調している。広く浅い付き合いは本当に友達が必要なときにはあまり役に立たないと。

親友が5人というのは決して少なくない。5人の親友がいて、そういった人はまた5人の親友がいるから、そこから倍々ゲームでつながっていく。だから、5人でも全然少なくないと。

ただ、問題は「親友」をどうつくるか、なんだよね。自分の場合を考えてみるとある程度価値観が同じになった高校や大学でのクラスメートや古臭い言い方だけど部活、仕事で苦楽をともにした同僚の場合が多い。

やっぱり、共通に取り組んでいるものがないと、それも結構真剣に取り組んでいないとなかなか仲を深めるのは自分の場合は難しい。

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