いろんなものはつながっている

新・戦争論

知の巨人といっていい佐藤優氏と池上彰氏の対談をまとめた本。

国家と個人

印象に残ったのが

国家という枠組みが希薄なってきている

という点。

実際、政治的や財政的に破綻し国家の体裁が保てていない国がでてきている。

ビットコインに共感し国家不要論を主張をする人もみかける。確かに今までにないほど人、もの、情報の流通が実現された現代において国家に対する意識が希薄になるのは自然だろう。

でも、国家不要論は錯覚だと思う。テクノロジーが発達しても結局のところ人と人との営みという点は変わらないので、そこには争いが存在することは常である。したがって身の安全を守る必要はありその単位が国家ではないかと思う。

ある程度安定している環境にいると安全を意識することは少ないが、安全が保障されている上で、人、もの、情報の流通が実現され、個人はそれを享受できている。

ただ、国家と個人の関係性や範囲はこれまどとは変化するとは思う。

イスラムが過激化派の受け皿になっている

日本の中にも過激な思想をもったイスラム信者が増えてきていると佐藤氏は述べている。

日本で極端な思想をもつ人たちの受け皿が、かつての左翼過激派ではなく、イスラム主義になる可能性は十分ある

したがって、集団的自衛権を行使して日本が中東に出て行った場合、向こうからすれば、イスラムへの侵略とみなしてテレビでみている自爆テロが日本で起こる可能性だってあることを認識すべきと、警告している。

あと、両氏の情報収集の方法(購読している新聞、ウェブサイト)を紹介しているのもおもしろかった。

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